はや一か月からはや一か月

怒涛のような日々に追われ、すっかり更新が滞ってしまったこのブログ。

 

常にやることが終わらず、精神的にも結構追い込まれ、ブログなんて書いてる暇ねー!という状況が続いていたのだが、ここにきてプレタームなるものが終わり、ようやく一息ついたので(と言っても明日から本授業が始まり、さらに忙しくなるのだが、、)、ここで一か月の振り返り。

 

①KWEST

KWESTとはKellogg伝統の新入生歓迎旅行で、2年生が中心となって企画を行い、世界中35か所くらいに代替20人程度のグループになって旅行に行く。僕はCarribianというtツアーに参加し、セントマーチン島へ。

詳細はいつか書きたいと思うが、これがなかなかにつらかった。最初の数日は自分のバックグラウンドに関する話をしてはいけないので、話題もなんとなくふわふわしてみんなぎこちない。

 

旅行の半ばでBig Revealなるイベントが行われ、各自が自分のバックグラウンドについて話をする。みんなそれぞれに予想をしているものの、これが結構外れることも多く大いに盛り上がり、そのあとからはみんな何でも話していいのでそこからどんどん仲良くなる。

 

ところが僕はといえば、ネイティブ同士の会話がほぼわからないので、なんでも話してよくなっても、会話にはついていけないし、二人で話していても何度も聞き返さないと会話が成立しないので、非常に気まずい状況。一方でみんなはどんどん仲良くなっていくので、なかなかの孤立感を味わうことになった。個別のメンバーはみんないいやつで好きなのだが、グループとしてはなかなか帰属意識が持てず、今のところ苦い思い出。今後少しずつ慣れながら、自分のグループとして思えるようにしていきたい。

 

②CIM

CIMとは何の略かは忘れたが、ケロッグ伝統のオリエンテーションのことで、一週間の期間の中でセクションと言われる、学校におけるクラスの中で仲良くなるための催しが数多くなされた。

 

③Pre-Term

Pre-Termは正式な学期が始まる前に、リーダーシップおよび統計基礎について2週間で詰め込むTermのこと。内容的にリーダーシップは知ったような内容の復習だった一方で、統計の概念を英語で学ぶのはかなり難しい作業だった。一方でFinal Examでは統計はある程度数字に基づいて計算を行えばある程度Language barrierがない一方で、リーダーシップのクラスではケースに基づいて短時間でエッセーを書かないと行けず、絶望的なくらい時間が足りず、かなりむごたらしい結果となった。

 

ケースは事前に渡されており、一通り読んではいたものの、問題に合わせて情報を抽出しようにも英語の場合どこに何が書いてあるかぱっと見で分からず、情報を拾うのに非常に時間がかかり、またそれをまとめなおして英語で書こうとするとそれ以上に時間がかかった。

 

今後はいかに英語でも効率的に情報を拾い、さらにそれを短時間の間に多様な表現を交えてエッセーとしてまとめてい行く力が必要になると強く感じた。。

 

正直やればやるほどできないこと、やらなければならないことが増えている状況であり、かなりストレスフルな一方で、こんなに毎日勉強できている状況というのは本当にありがたい環境であり、自分を変えるために自由に自分の投資をできている状況をもっともっと生かしていくべく積極的にいろいろと取り組んでいかなくてはならないな、と基本的にネガティブな中にも若干ポジティブな感情も出てきたのが今日この頃。

 

次回は今後どのようなスタンスで生活を過ごしていくのか、今一度整理したい。

 

 

 

はや一ヶ月②

前回の続き。

 

次に②自分に対する理解とその説明について。

 

①とも通じることだが、新たな環境の中で周囲の人間と関係を築いていくためには、自分のことを理解してもらう必要があり、そのためには自分が「どんなバックグラウンドで、どんなことが好きで、将来はどんな道に進みたいから今はこんなことに取り組んでみたい。」ということを端的に伝える必要があるが、これが意外になかなか難しい。

 

もちろん現時点で自分の将来の方向性が固まっていないことがこれを難しくしているのは論を待たないのだけど、それ以前に日本のような商社というものが存在しない、海外において自分の仕事の内容を伝えるのがそもそも困難でなかなか分かってもらえない。もちろん三井物産なんて韓国の財閥出身者くらいしか知らない。

 

皆が異なるバックグラウンドを持ち、且つ言語のハンデキャップがあり、細かいことが伝えにくい環境の中で、キャラを確立していくには例えば「彼は韓国系アメリカ人で、ファイナンス出身で、今後はコンサルに行きたい人。バスケが得意」といったある程度わかりやすいレッテルを自分に張ることが結構重要。

 

そういった環境のなかで、自分についてどうわかってもらうか、どう説明したらわかりやすいのかについてはしっかり考える必要あり。さもないと「あいつは何かよくわからない」といった感じになってしまう危険性があるように思う。(もちろんいろんなスポーツができたりしてすぐにみんなと仲良くなれたり、バックグラウンドがなくても目立てるだけの強烈なキャラがあればまた別)

 

 

逆に自分について理解してもらえれば、向こうも自分のことを話してくれるので、そこで一気に関係が深まる。できる限り多くの人と、できる限り深い関係を築いていくために、今後もアプローチの方法をしっかり考えていく必要あり。

 

 

 

③英語の学習について。

 

わかっていたことだが、改めて認識したこと。アメリカに来ただけじゃ英語は上達しないわ笑。むしろ留学準備中に比べてインプットが減り、無理して周りのスピードに合わせて文法のおかしい英語を使っているせいで英語が下手になっているような気さえする。

 

考えてみれば当然で、いくらネイティブと話していてもわからない単語は聞こえないままだし、スラングやイディオムもなんて言っているかもわからないために調べることも出来ず、全く上達しない。重要なのはインプットとアウトプットのバランスをとることで、インプットをして理解できる、音のわかる表現を増やしつつ、アウトプットを通じて聞いてわかる、自分で使える表現を拡大させていくサイクルをしっかり形成することが大事。

 

幸いにして英会話の音の省略についてや、英語の表現に関してはよい教材見つかったので、今後もしっかり時間を作ってインプットに励んでいきたい(アウトプット、会話の機会はいやでもたくさんあるため)。

 

最後の④点目、自分らしさとコンフォートゾーンの関係については来週のKWEST(他の新入生約20名と一緒に一週間の旅行に行き、強制的に友達を作るMBAプログラムの最初の企画)においてどう感じるかも含めて書いていきたいと思うので、来週の投稿で書いてみたいと思う。

 

ちなみにKWESTは先入観なく隣人を理解すること目的に、最後の夜まで自分のバックグラウンドについて語ることが禁じられている。アメリカの文化をろくに知らない自分がバックグラウンドについて語ることを禁じられたら何を話したらいいのか、、、今からとても不安。事前にいろいろ戦略を練ったうえで臨みたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

はや一か月①

記念すべき三回目。

 

とりあえず3日坊主と呼べるまで続けられた自分をほめたい。

 

気づけばもうアメリカに来て一か月が過ぎた。留学期間は23か月なので、もう1/23が過ぎたことになる。正直あまり物事を考える暇もなく過ぎてしまったというのが感想。

 

もちろん新しいことだらけだったし、今後はより密度の濃い(大変な)時間が待っている思うのであまり心配をしているわけではないけど、人間時間が有り余っていると逆に有効に使えないもんだなと、実感した。

 

もちろん社会人時代に同じような実感は持っていたが、MBA準備時代に相当効率的な生活を送っており(追い込まれて送らざるを得ず。。)、「準備が終わったらあれもしたい、これもしたい、、今みたいな感じで生活してたら相当生産的な生活が送れるな」と期待値が高くなっていたために、実際にはそうでもない自分に少しがっかりしている。

 

 

今後はその前提である程度予定を詰めながら、その中で自分の考える時間と、自分のやりたいことをやる時間を確保していくように、若干マインドセットを変えていく必要があるなと思う。

 

 

さて前回の記事で書いた、以下の四つのテーマについて自分の今の率直な思いを記しておきたい。

 

①社交のための社交。②自分に対する理解とその説明。③英語の上達。④自分らしさとコンフォートゾーンの関係

 

 

①点目について。こちらに来てからのnetworkingのためのSocializingにはやはりまだまだ慣れない(言葉の使い方があっているかも定かでない)。もちろん広くnetworkを築くことは大事だし、「Kelloggに来ている人が皆が興味深いbackgroundを持っている」というのはその通りではあると思うが、やはり国民性なのか性格的にかはわからないが慣れない。。

 

合コンに行っても彼女ができないのと同じで、networkingを目的として行動しても、その目的は達成できない気がしている。もちろんSmall Talkのネタを仕入れたり、会話の発展の仕方を工夫したりすることは大事だが、やはり性格的にも厳しい。

 

もちろん年齢的な部分もあって、Kelloggの学生の平均年齢は28歳程度である一方でインターナショナルの生徒の平均年齢は恐らく30歳程度ではないかと思う。よってアメリカ人の平均年齢はもう少し下がって、おそらく25-27歳くらい。そのくらいの歳ってまあ仕事もできるようになってきて、金も体力もある時期だからまあ毎日のようにパーティしているのもわかる気はする。

 

今の自分が同じようにできるかというと、、まあ簡単ではないのは認めざるを得ないところ。よって自分としては違うアプローチをとる必要がある。

 

現状としてはnetworkの構築を目的とするのではなく、自分の好きなことをみんなでやったり、積極的に新しいことにチャレンジしていく中で、友達を作っていくのがいいのではないかと思っている。たとえば今日はサマースクールの友人と日曜の夜にもかかわらず、ポーカーに興じていたのだが、これが非常に楽しい。

 

始めたばかりだけど、これであればたとえアメリカ人とでも一緒に盛り上がれるし、まずはポーカーで関係を作った後で、真面目な話もできるようになればいいのではないかと思う。その意味で今日はいい一日だったなと思う。楽しかったし笑

 

まずは一つの共通軸を作ってそこからさらに軸を派生させていき、さらに軸を作る。こんな形でどんどん広げていければいいと思う。

 

ほんとは全部書こうと思っていたけど、ポーカーのおかげで時間切れになってしまったので、残りの部分についてはまた今週中に。

 

 

 

 

 

 

エバンストンでの生活

 

記念すべき2回目。

 

このブログについては現時点では誰にも共有していないが、そのうち近しい人には共有するつもりで、こちらの生活がどんなものか興味がある人もいると思うので、住んでいる界隈を共有したい。

 

まずはここが住んでる家。

 

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マンションの外面は結構立派で、駅前でダウンタウンの中心にあるのでかなり便利な立地。ちなみにうちは9階。

 

 

家も広くて大体90-100平米くらいある感じで東京に住んでいた時の2倍に近い。ただリビングの形上デットスペースが多いのと、書斎が暗すぎてあまり使ってないのであまりその広さの恩恵を与っていない気がする。

リビンク&ダイニング

 

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ベッドルーム(このほかに書斎がある)

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一方キッチンの異様な広さは非常に実感しており、料理をするのが楽しい。ディスポーザー(生ごみを粉砕して、水と流す装置)や、食洗器がついていて非常に快適。もうこれなしの生活には戻れないんじゃないかと思う(特にかみさんが)。ごみもシューターで出せるので非常に便利。ブログとかで主婦がアメリカの生活が快適すぎてもう日本に戻れないと嘆いているのがよくわかる気がする。

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次は大学。

 

ノースウェスタン大学はいわゆる中西部といわれる地域では名門校として名高いようで、今は特に夏休みなので受験希望者がひっきりなしにキャンパスビジットに訪れている。ビジネスに加えて強いのはメディアなどのよう。

 

大学の門。

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中庭

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学内の池。奥に見えるのが来年完成予定のKelloggの新校舎。

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大学は背面をミシガン湖に面しており、夏の晴れた日には湖がエメラルドグリーンに輝き、まるでリゾート気分が味わえる(逆に冬は湖から吹いてくる風が体感温度を10-20度程度下げるらしい。。)。

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今は実際の学期が始まる前のサマースクールに参加している。サマースクールに参加するのは主にアジアの学生で特に、日韓中台がほとんど。やはりこのあたりの学生とは心を通わせやすく、プログラムも緩く設計されているので非常に楽しい。みんなでパーティしたり、出かけたりとまさに学生生活を満喫している(もちろん日本人同士ではないので色々大変な部分もあるにはある)。

 

日本人主催で行ったパーティー。最初ということでハードル低く無事終了。

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シカゴカブスの本拠地にイチロー擁するマーリンズが来たので観戦。

イチローは惜しくも3000本安打達成ならず。。(今日達成したらしい。おめでとう!)

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と、今の生活はこんな感じ。アメリカではとにかく何でもそれなりのものが安く買えるし、色々便利なことも多いので生活に支障をきたすことはなく、それなりに快適。

 

 

ただやはり一人で新しい環境に身を置くのは精神的に疲れるようで、朝起きると「また今日も一日始まるのか~。。」とテンションが異様に低かったりする(早期の妻の渡米が待たれる)。

 

こっちに来てから色々思うところあるのですが、そろそろ眠いのでそれはまた今度。

 

 

忘れないうちにテーマだけ書いておくと①社交のための社交。②自分に対する理解とその説明。③英語の上達。④自分らしさとコンフォートゾーンの関係。とかかな。来週まだこの辺に問題意識を持っていたら書こうと思う。

 

 

あー2回目かけてほんとによかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログで自分の思うところを残してみる

MBAを取るためにアメリカイリノイ州エバンストンに来て早2週間半。生活のセットアップも大体済み、サマースクールにも慣れてきて、若干ダレてきた。

 

色々思うところあってちょっとブログでも書いてみようかと思う。

 

色々思うところとはこんなところ。

① アメリカに来て、家族や友人、かつての同僚とも「わざわざ」連絡を取らないとなかなかコミュニケーションが取れない。せっかく貴重な機会をもらっている訳で、恐らくこちらでの生活に興味を持ってくれている人もいるだろうから、こちらから何かしら発信するのが自分としても必要だと思うし、それがコミュニケーションのきっかけになればと思う。

 

② それから今急速なスピードで甥っ子や姪っ子が成長していたり、友人の子供も増えてきていて、これから自分の家族も増えていくだろうと思う。そんな子供たちが将来自分の道を考えたりする際に、自分のようないわば先達が何を考えて道を決めてきたのかを、いろいろ経験豊富で落ち着いてしまっている大人の言葉ではなく、まだまだ悩みながら試行錯誤している「今」の自分の言葉で残しておいて、伝えることは多少なりとも価値があるのではないかと思うし、そうやって留学していた時の話などを子供と出来たら単純に幸せだろうなと思う。これが一番の動機。って言ってももう若くはないけど笑

 

② サマースクールでアメリカの各州の特徴を発表する機会があって、バージニア州について調べていた時のこと。バージニア州はワシントンDCのすぐ南にあることもあり、ペンタゴンやCIAの本部がある。そこからペンタゴンやCIAについて調べていたら面白くなってきちゃって、どんどん安全保障や国際関係のページをクリックしていって没頭してしまった。その時「そういえば俺留学したらMBA関連だけじゃなくて、国際関係とか公共政策もとりたいと思ってたんだよな~。だからHBSとかMITの志望度が高かったんだっけ」と思い出して愕然とした。俺そんな大事なことも忘れてたのか。しかもその点についてもエッセーを書いてる時にいろいろ自分を深堀していってようやくたどり着いた、自分の中では結構大事なポイントだったのに。。

  何が言いたいかというと、「人は自分が考えていることを自分が思っている以上に忘れてしまう」ということ。忘れるといってもちょっと考える機会を作ればすぐに思い出せるんだけど、普段の生活の中ではなかなか思い出せない。しっかり自分の考えたこと、思ったことを残しておいてあとで見れるような形にしておく。この重要性を改めて痛感した(もう人生で何回痛感してるかわからないけど。。)

 

 

③あとはブログを書くことを習慣化しておけば、逆に色々と考えるようになるかな、という功利的な理由。

 

 

そんなところかな。なので別にいろんな人に見てほしくないし(そうすると恥ずかしくて書けなくなるし)、家族と友人と親しい先輩後輩くらいがちょくちょく見てくれて、自分のやっていることや考えていることを知ってもらえたらと思う。

 

あとこっちに来てから色々考えることもあるけどそれは次の機会に。

 

 

それからこっちでの生活がどんなものかも次の機会に。