はや一ヶ月②

前回の続き。

 

次に②自分に対する理解とその説明について。

 

①とも通じることだが、新たな環境の中で周囲の人間と関係を築いていくためには、自分のことを理解してもらう必要があり、そのためには自分が「どんなバックグラウンドで、どんなことが好きで、将来はどんな道に進みたいから今はこんなことに取り組んでみたい。」ということを端的に伝える必要があるが、これが意外になかなか難しい。

 

もちろん現時点で自分の将来の方向性が固まっていないことがこれを難しくしているのは論を待たないのだけど、それ以前に日本のような商社というものが存在しない、海外において自分の仕事の内容を伝えるのがそもそも困難でなかなか分かってもらえない。もちろん三井物産なんて韓国の財閥出身者くらいしか知らない。

 

皆が異なるバックグラウンドを持ち、且つ言語のハンデキャップがあり、細かいことが伝えにくい環境の中で、キャラを確立していくには例えば「彼は韓国系アメリカ人で、ファイナンス出身で、今後はコンサルに行きたい人。バスケが得意」といったある程度わかりやすいレッテルを自分に張ることが結構重要。

 

そういった環境のなかで、自分についてどうわかってもらうか、どう説明したらわかりやすいのかについてはしっかり考える必要あり。さもないと「あいつは何かよくわからない」といった感じになってしまう危険性があるように思う。(もちろんいろんなスポーツができたりしてすぐにみんなと仲良くなれたり、バックグラウンドがなくても目立てるだけの強烈なキャラがあればまた別)

 

 

逆に自分について理解してもらえれば、向こうも自分のことを話してくれるので、そこで一気に関係が深まる。できる限り多くの人と、できる限り深い関係を築いていくために、今後もアプローチの方法をしっかり考えていく必要あり。

 

 

 

③英語の学習について。

 

わかっていたことだが、改めて認識したこと。アメリカに来ただけじゃ英語は上達しないわ笑。むしろ留学準備中に比べてインプットが減り、無理して周りのスピードに合わせて文法のおかしい英語を使っているせいで英語が下手になっているような気さえする。

 

考えてみれば当然で、いくらネイティブと話していてもわからない単語は聞こえないままだし、スラングやイディオムもなんて言っているかもわからないために調べることも出来ず、全く上達しない。重要なのはインプットとアウトプットのバランスをとることで、インプットをして理解できる、音のわかる表現を増やしつつ、アウトプットを通じて聞いてわかる、自分で使える表現を拡大させていくサイクルをしっかり形成することが大事。

 

幸いにして英会話の音の省略についてや、英語の表現に関してはよい教材見つかったので、今後もしっかり時間を作ってインプットに励んでいきたい(アウトプット、会話の機会はいやでもたくさんあるため)。

 

最後の④点目、自分らしさとコンフォートゾーンの関係については来週のKWEST(他の新入生約20名と一緒に一週間の旅行に行き、強制的に友達を作るMBAプログラムの最初の企画)においてどう感じるかも含めて書いていきたいと思うので、来週の投稿で書いてみたいと思う。

 

ちなみにKWESTは先入観なく隣人を理解すること目的に、最後の夜まで自分のバックグラウンドについて語ることが禁じられている。アメリカの文化をろくに知らない自分がバックグラウンドについて語ることを禁じられたら何を話したらいいのか、、、今からとても不安。事前にいろいろ戦略を練ったうえで臨みたいと思う。